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年間1ミリシーベルトの愚
マンスリーWiLL6月号の斜め読みです。

「年間1ミリシーベルトの愚」として
原発事故後の放射線被曝の基準についての問題提起がありました。

筆者は、元は放射線の事なんて知らない、普通のお坊さんだったそうですが、
大震災による原発事故を受けて、故郷とそこに暮らす人々のために
活動を続けていらっしゃるそうです。

まさに日本精神、日本人の鑑のような方だと思います。


***(以下斜め読み)****************************************************

現在、文科省は子供が校庭で遊んでもいい、とする基準を「年間1ミリシーベルト以下」としている
しかし、この「年間1ミリシーベルト以下」という数値は、元々間違った計算式によって導かれたものだった。
長年の疫学調査の結果から、100ミリシーベルトを超えると初めて発癌率が0.5%上がるとされる。
そのため、一生の間に100ミリを超えなければいい、と考え、一生を100年として100ミリを100で割っただけである。

この考え方のおかしさは、何よりその後どんどん分かってきた人間の細胞の修復力を考慮していないことにある。
低線量の被曝は、あらかたその日のうちに修復されてしまうから、実は年間の累積を問題にする意味はほとんどなかったのである。

国連の科学委員会が2012年12月、福島原発事故後の検証結果を発表したが、簡単に言えば「認識できるような健康被害はなかった」という内容だった。

ところが、これを大きく扱ったのはほんの一部のメディアに過ぎない。

また、福島県内の18歳未満の甲状腺検査の結果についても、これまでそんな検査は医師たちも未経験であったため、子供の成長過程で出現し、いずれ消えてしまうしこりのことなど全く知らなかった。
他県との比較検証の結果、福島県の比率がむしろ低いことも判ったのだが、最初のショッピングな報道ばかりが蔓延し、それを否定する情報はあまり大きく報道されないのである。

編集者は言う。「安全は売れないんですよ。売れるのは危険なんです。」
フクシマはいまやマスコミの大事な商品なのだ。

実際、福島原発事故以後に初めて判ってきたことも多い。
例えば内部被曝の半減期が、セシウム137の場合、3~4ヶ月とされていたが、これも年齢によって随分違うことが判明した。
もともと言われていたのは成人男女の数値で、6歳児では1ヶ月で半減し、1歳児だと10日で半減する。
また、セシウムと粘土粒子の合体力の強さも、粘土粒子がこれほど多い日本にして初めて判ったことだ。
チェルノブイリやスリーマイル島で小麦から類推していた稲のセシウム吸収率は、予想と全く違って低かったのもこのせいである。
風雨の多い日本ではあるが、二年で半分近くまで線量が下がるなどと、誰か予測しただろうか。

明るい材料は次々に見つかるが、マスコミはこれらを決して大きく扱うことはなかった。

低線量の被曝についての学術論文には、少なくとも20ミリシーベルト以下の線量については、浴びるとSOD酵素が活性化するとか、P53(傷ついた細胞に自爆を促す)遺伝子が活性化するなど、とにかくこんなに体にいい、という話しかないのである。

2002年、長瀬ランダウア社が全国14万9千ヶ所で放射線を測定し続けた値では、年間1ミリシーベルトを超す県が11ある。
その数値を眺め、そして1980年頃の全国の線量も調べてみると、驚くべき推測が浮かび上がる。

1980年頃には岐阜県が全国一高かった放射線だが、2002年の調査では富山県、石川県などに抜かれてくる。そして年間1ミリシーベルトを超えた11県を地図上に並べてみると、どうしても線量変化の原因が西の方にあるような気がしてならない。

1963年、部分的核実験禁止条約が締結されたが、中国は加わらなかった。そして翌64年からおよそ80年まで、地上と空中での核実験がウイグルで繰り返される。(82年からは地下実験)その間に地表に放たれた放射性物質の総量は、高田純氏の試算によれば、チェルノブイリの約500万倍だという。

「核の砂」入りの黄砂が毎年、西日本から北陸にかけて大量に降っていたことは間違いない。
2013年の寺院調査でも、福島の影響は考えられない熊本県、大分県、三重県などで、年間1ミリシーベルトを超えてきたのである。

だからといって、日本中が危険だと申し上げたいわけではない。
こうした状況なのに、福島県内の除染がそれでも年間1ミリシーベルト以下を目指すことに、驚きを通り越して呆れているのである。

もしも今後も1ミリシーベルトを目指すというなら、全国各地に除染の対象地区が無数にあることになる。

2012年4月の基準値改訂(当時は民主党 小宮山洋子厚労相)は、専門家の研究成果は全く尊重されることなく、それどころか政治判断という名目で踏みにじられた。


特に飲料水の制限値は、アメリカが1200ベクレル、EUが1000ベクレルに比べ、日本は10ベクレルだ。
それなりの学問的成果を無視し、「世界に誇れる基準だ」というのは、単に潔癖症が1日に何度も掃除をすることを誇るようなものだ。
ちなみに、日本の美しい水百選に選ばれた水が、最高で99ベクレル、最低でも0.24ベクレルあり、多くが日本の基準値を超えている。

低線量被曝について、よくわからないのだから最悪に考えておいた方がいい、という態度が、どうやら「知的」な人々の基本姿勢のようだ。

国連科学委員会(UNSC EAR)は、今回の除染のあり方にも苦言を呈している。
自然放射線量を年間2.5ミリシーベルトから3.5ミリシーベルトに上げても発がん率は上がらず、逆に1ミリシーベルトに下げても発がん率は下がらないことが分かっている中で、なにゆえ1ミリシーベルトを目指すのか。そのために「兆」というお金を注ぎ込んでどうするのだろう。

専門家たちは、例えば砂糖も塩も大量に摂取したら死ぬから、砂糖も塩も一切禁じる、という愚かな政策を批判するような馬鹿馬鹿しい無力感さえ感じているのではないだろうか。
しかもお金は無尽蔵ではなく、他に必要な場所が無数にあるのである。

日本の場合は、52%の人工が1.5~3ミリシーベルトエリアに住んでいる。1.5ミリシーベルト以下の地域に住んでいる日本人は、全体の48%である。

1ミリシーベルトを目指す除染とは一体何なのか、もう一度考えてほしい。

東日本大震災による原発事故からもう2年が経ったのだから、改めて専門家たちにきっちりと、今度は泣かずに考えを述べてほしい。
メディアも今さら「危険」など売り物にせず、真の復興のための智慧を絞ってほしい。

***(以上斜め読み)****************************************************

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WILL斜め読み | 22:22:25 | トラックバック(0) | コメント(0)
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